koncolorblog
USCPA

真似るな危険、USCPA受験長期化スケジュール!

kon_color

USCPAの受験を考えている皆さん。もしくは、既に勉強を始めている皆さん。

短期間で合格、したいですよね?

完走まで2年7ヶ月費やした私に、短期決戦のコツは語れません。

しかし「これやったら長期化するからあかん」というポイントは、いくらでも語れます。

今回はダメな勉強スケジュールとして、反面教師を提供したいと思います。

以下、本記事に出現する単語が指す内容です。一読頂いた方が、内容を理解しやすいと思います。

  • TAC講義・問題集…TACの教材で勉強した事を指す。教室講義、問題集を含む
  • WEB…自宅で、Web講義を見た事を指す
  • BEC(旧試験制度)…2023年までの試験制度において、存在した科目
  • Becker…Beckerオンライン演習ソフト(TAC講座の特典であるオンライン教材)
  • Becker MC…オンライン演習ソフトの、4択問題に取り組んだ事を指す 
  • Becker 模試…オンライン演習ソフトの、模擬試験に取り組んだ事を指す
  • TBS…task-based simulationという、事例式の練習問題(Beckerに収録されていた)
  • AICPA…過去問を解いたことを指す(過去問自体は、TAC教材やBeckerに含まれていた)
  • (教)…教室授業に、出席した事を指す
  • 本試験+数字…何回目の本試験受験だったのかを指す

補足: 上記からもわかる様に、筆者はTAC受講生でした!

以下より、各年のスケジュール写真+ダメポイント列挙にて、説明していきます。

2021年

・スタートしたばかり、ガチで勉強していない

8月は時々勉強する程度、9月は記録さえありませんでした。USCPA試験の大変さ、難しさを理解していない時期です。2024年に試験制度が変わるという話を聞いても、「まだ2021年だから、その頃には合格しているって〜」と、楽観視して痛い目を見たのが私です。

・単位認定試験の勉強に、時間をかけすぎ!

単位認定試験なんて、合格点ギリギリで良いのです。にもかかわらず、3時間もかけてがっつり対策した日もありました。明らかに時間の無駄使いです。

2022年

・義務感で、教室授業に出席

疲労やストレスで「今日は集中できないな」と思う日も、義務感で無理やり教室授業に出席した時期がありました。授業を聞いても頭に入っておらず、結局自宅で勉強し直すという非効率を繰り返しました。

・FARとBEC中途半端なのに、REGにも手を出した

REGの教室授業が始まるタイミングがあり、受講しました。「土曜はBEC、日曜REG、一気に進めて短期合格!」という幻想を抱きました。しかし結局、「内容ボリューミーすぎ…3科目同時並行は無理…」と、中断しました。FARとBECの練習問題も満足に解けていない中、勉強科目を増やしたのは失敗でした。

・TBSに着手するのが遅い!

合格者との座談会時、「TBSの練習は、早めに始めた方がいい」とアドバイスを頂いたため、初めてBeckerオンライン演習ソフトでTBSを解きました。

まっっったく、解けませんでした。

MCの熟練度がある程度ないと、TBSに太刀打ちできないと聞いたため後回しにしていました。しかし、MCには無いTBSの難しさがあります。問題の解き方に慣れる時間も必要です。私の場合、MCの完璧さを求めるあまり後回しにし過ぎました。

・勉強割合のバランスが悪い

9月末にBECを受験すると決心してからは、9:1の割合でBECを勉強しました。FARの内容を忘れる原因になりました。

・理解するためではなく、機械的に練習問題を解く

TAC練習問題は、3回連続自信を持って正解できるまで解く。

それを鉄則に取り組んでいました。

しかしいつの間にか、「問題を解いて論点を理解」ではなく、「とにかく解く」という機械的な作業になっていました。問題集5週目になった時点で「何でまだ卒業できないの?ちゃんと理解しているの?」と、考えるべきでした。

・BECの一発合格に、慢心

BECはBeckerの模擬試験やMCに着手しなくても合格したため、「他の科目も、同じようにいけるんじゃね?」と思ってしまいました。本試験前に、模擬試験は断然着手した方が良いです。その後、一発合格できた科目はありませんでした。

2023年

・義務感で、教室授業に出席(再)

2022年に引き続き授業に集中できない日も、雨の日も風の日も、義務感で教室授業を受講しました。

「1日中授業聞いたのに、何も覚えてない」

特に教室授業1週目のREGは、そんな状態でした(涙)。

・AUDは、様々な問題パターンに慣れる事を早く始めなかった

最初、MCはTAC問題集の分のみを解いていました。しかしAUDは「監査関連の実務経験が無いと、沼りやすい」と言われていた科目です。色んな出題パターンに慣れ、「何それ知らない、でも論理的に考えたらこのケースの答えはこれ」と、考える練習を積み重ねる事が大切だったと思います。Beckerには大量のMC問題が収録されているため、TAC問題集と並行して早めに着手すればよかったなと思います。

・最初から、気持ちで負けていたREG

REGの初回受験は、明らかに勉強不足の自覚がありました。そのため試験始前から「どうせ今回は無理だ」と、メンタルが負けていました。そんな諦めモードな気持ちに引っ張られたのか、実は試験中眠くなりました…。勉強量と気持ちの持ち方、両方が大切です。

2024年

・ダメポイントは、特になし

非効率に勉強した点は特になく、一番のんびりと受験勉強した年でした。新試験制度への移行に伴い、REGの範囲が縮小したおかげもあります。

ダメポイントまとめ

  • スタートしたばかり、ガチで勉強していない…最初から、毎月100時間以上勉強するつもりでスタートすべきでした。
  • 単位認定試験の勉強に、時間をかけすぎ!…合格点ギリギリを狙う、必要最低限の勉強量に抑えるべきでした。
  • 義務感で、教室授業に出席…集中できない日は思い切って休むべきです。WEB講義でキャッチアップするという選択肢も、考えるべきでした。
  • FARとBEC中途半端なのに、REGにも手を出した…少なくとも私のキャパと頭では、2科目並行が限界でした。
  • TBSに着手するのが遅い!…早めに取り組み始めるのに、越したことはないです。
  • 勉強割合のバランスが悪い…確かに受験が近い科目の方が優先ですが、もう片方が疎かにならないよう、気をつけるべきでした。
  • 理解するためではなく、機械的に練習問題を解く…「自分たくさん取り組んでいる、えらい、えへへ」という自己満足に浸っている場合ではありませんでした。量も大切ですが質も大切、「ちゃんと理解しているか」に焦点を当てるべきでした。
  • BECの一発合格に、慢心…「BECは模擬試験やらなくても合格したから、他の科目もやらなくていいや」は通用しなかったです。全科目、最大限の準備・対策を講じて臨むべきでした。
  • AUDは、様々な問題パターンに慣れる事を早く始めなかった…本当に、一番沼った科目です。色んなパターンの問題を解き、解き方を身につける訓練を他の科目より倍積み重ねる必要がありました。
  • 最初から、気持ちで負けていたREG…気持ちはパフォーマンスに影響すると実感しました。自信なく挑むのではなく、「自分はできる」と強く信じ洗脳し、挑戦した方が上手くいくかもしれません(笑)

以上、筆者みたいに受験長期化のダメポイントを踏まない様、頑張ってください!

記事URLをコピーしました