勉強&受験Tips
USCPAを効率よく勉強する方法は?
テストが近いけれど、気をつけるべき点は?
そんな疑問を抱える方へ、勉強期間2年7ヶ月分のメモと記憶を集結した、筆者からのアドバイスをここに紹介します。
予備校の先生に勧められたことや、筆者の失敗談もふんだんに盛り込んでいます。
本記事を読み終わる頃には、効率よく勉強するヒントや、試験本番に向け気をつけるべきポイントを知ることができます。
是非、皆さんの試験勉強に役立てて下さい!
- Aランク論点:予備校が、絶対失点してはいけないと強調するレベルの論点
- TAC:資格の学校TAC、筆者はここでUSCPAを受講
- AICPA過去問:TACやBecker教材に収録されている、過去問のこと
- Becker:TAC講座の特典であるオンライン演習ソフト、本番に近い形で大量の練習問題を解くことができる
- MC:4択問題
- Becker MC:オンライン演習ソフトに、収録されているMC
- Becker模試:Becker経由で解くことができる、模擬試験
- Cランク論点:予備校が、理解の優先順位は低いと紹介する論点
- TBS:Task Based Simulationという、事例式の問題(Beckerに収録されていた)
- Testlet:問題群のこと (USCPA試験では各科目、4つのテストレットで構成されている)
全科目共通Tips
勉強Tips
予備校情報は宝
この内容はAランク論点です。絶対に失点してはいけない、重要な論点です。
予備校の先生が「大切」と言った内容は、本当に大切です。
2つ以上のTestletで問われる、MCとTBSの両方で出題されるなど、頻出します。
頻出問題(論点)の回答に自信が無いと、試験中相当メンタルがやられます
改めて、先生に「大切」と言われた論点は、自信満々で迎えられるようにしましょう。
また逆を言えば、「これはCランク論点」と言われた内容は、理解する優先順位が本当に低いです。
ぶっちゃけ高得点を狙う人以外は、Cランク無視してもいいです。
筆者は完璧主義なところがあり、最初はCランクの内容も勉強しました。
しかし時間の余裕がなくなり、結局Cランクの勉強は全てスキップしました。
それでも、無事全科目合格しています。
今振り返っても、Cランクは全く出題されなかったな…
時間は有限のため、予備校情報を元に復習内容を取捨選択し、効率よく勉強しましょう。
問題は論理的に解く
問題は、ロジックで解けるようになりましょう。
論理的に解く?要はちゃんと理解して、根拠付けしながら回答すればいいのね。そんなん当たり前じゃ〜ん
そう言いながら機械的に問題を解き、「理解したつもり」になっていたのがこいつである。
論理的に考え解く習慣がないと、出題切り口がちょっと変わるだけで解けなくなります。
例えば…
この枠組み、とても大切です。しっかり理解&暗記して下さい。
枠組みを暗記ね。練習問題も、枠組みのカテゴリーを回答するだけね。暗記すれば余裕余裕〜
〇〇の状況です。XXを望む場合、下記枠組みカテゴリーの内、どれが適切ですか。
エ、ナニソレ。ゼンゼン、レンシュウモンダイト、チガウ。
筆者はまさに「知っている論点」でも、問われ方が練習問題と異なると解けなくなりました。
練習問題と全然違った!
なんてテスト感想をノートに書き殴る羽目にならないよう、気をつけて下さい。
- Aの表現で問われた時は解けて、それ以外は解けない
- 練習問題とは違う切り口で出題されると、解けない
- 予備校の練習問題は解けるが、本試験だと解けない
上記を回避できます!
アウトプットも重要
今週の授業終わり。来週の授業までに、今回進んだ分の練習問題を解こう。
〜1週間後〜
練習問題、やりきれなかったな…とりあえず授業に行こう。
〜さらに1週間後〜
今週忙しくて、練習問題やってないや。とりあえず授業に行こう。
〜さらにさらに1週間後〜
授業はだいぶ進んだけれど、未着手の問題溜まってるな…できる範囲で進めたらいいか。
〜さらにさらにさらに1週間後〜
えっ、3週間前の分全然解けない。授業自体は難しくなかったのに…
難しいと感じた、今週授業分はどうだい?
何これわからん!しかも1問1問、解くのにめっちゃ時間がかかる!?
問題(MC)以外にも、TBSも解かないと。過去問とBecker模試もやった方がいい。試験本番までに間に合うかい?
無理。シンプルに時間が足りない………
このように、筆者は授業を聞くばかりで、アウトプット(問題演習)を始めるのも、解き進めるのも遅かったです。
ようやくアウトプットに着手した時、下記事実に愕然…
インプットがしっかりしていないと問題は解けませんが、アウトプットも同じくらい大切です。
早めに着手するに、越したことありません。
3回連続、自信満々に解けるまで
「MCもう大丈夫」の判断基準て、ありますか?
問題を全て、3回連続正解できた時です。当てずっぽうの正解や、不安の中正解したケースを含めてはいけませんよ。
1、2回正解するだけでは、「たまたま正解した」だけの可能性があります。
また、短期間に3回連続で正解しても、時間が経つと忘れているかもしれません。
そのため筆者は練習問題の着手日と、回答結果(丸/三角/バツ)を必ずメモし、3回連続正解するまで問題集を周回しました。(補足: 三角は「自信が無い中正解した時」のマーク)
また周回する中、「こうなったらダメだよ!」の例を下記ご紹介します。
その1.「たくさん解いた、頑張った」病
例えば、下記問題着手の履歴をご覧下さい。
練習問題、7周もしたのか〜頑張っているな〜たくさんやっているな〜えらいぞ〜うふふふあははふははは
こらこら。2回連続バツの時点で、「なぜまた間違えたのか?」を分析しなさい。短期合格から遠のいているよ。
理解するため脳をフル回転するより、機械的に書き込みを増やす方が楽です。
たくさんの書き込み履歴を見て、「頑張っている、ちゃんとやっている」気分になっていました。
皆は最短で3回連続正解し、サクッと合格する道を行こうね。
その2.「心配だから、もう1回やっちゃう」病
これは3回連続、自信満々に正解した。もう大丈夫。
〜2ヶ月後〜
最後に解いたの2ヶ月前か。…内容忘れているかも、もう1回解こう。
そうやって丸が5つ並んだ問題は数知れず。明らかに短期合格からは遠のいた。
念のため思考や心配性により、必要以上に「もう理解した問題」に着手していました。
3回連続で、
自信をもって正解したら、
絶対大丈夫。
不安がよぎっても踏ん切りをつけ、次に進むことも大切です。
内容・単語の違いに注意
勉強を進めると、似ているようで違う内容がたくさん出現します。
- 「Materiality」 と 「Performance materiality」は同じ?違う?
- 同じ「独立性ルール」でも、組織ごとの違いは?共通点は?
- SOCレポート1と2は、どっちが何を言及している?何が違う?
などなど、本番までに違いを把握・理解していないと、試験中に慌ててしまいます。
似た単語・内容のわずかな違いには要注意です。
勉強仲間を活用
勉強仲間との切磋琢磨は、本当におすすめです。
筆者が勉強していた時期もラインのグループチャットが作られたり、週末に勉強会が開催されたりしました。
結論、半年ほどは勉強会が継続しました。
勉強仲間との切磋琢磨を経験した筆者が知った、メリットデメリット、そしてアドバイスが下記です。
メリット
- 仲間の存在が、モチベーションになる
当初、筆者はオンラインにて一人で勉強していました。たまたま教室授業に行った時、同じ内容を勉強する仲間の存在が、プラスに働くのを実感しました。
みんなと交流を深めることもできて、やる気が燃え上がったのをよく覚えている。
- 「本当に論点を理解しているか?」を確認できる
ホワイトボードありの貸し会議室で、質問し回答し合う勉強会を開催していました。口に出して説明することの効果は絶大です。
いざ説明しようとすると、途中で詰まったりわからなくなったりと、「理解していない点」の炙り出しができたよ!
人に説明することで、内容が印象に残るしね。自分にとっても、理解が深まる効果を感じたようだよ。
- 質問チャンスを得られる
解けない問題や、授業での不明点がある場合、勉強会は正に人に聞けるチャンスの場です。
- より良い問題の解き方を知れる
他の人による解説を聞くことで、「自分の解き方よりシンプルでいい」という発見もあります。
デメリット
- 費用がかかる(※オンライン勉強会は除く)
貸し会議室の費用は大体、500円〜(割り勘)です。また、全員にとってアクセスが良い場所を考慮すると、大抵都心開催です。そこまでの交通費も発生します。
外出準備の時間とか、移動とか、時間面でもコストが発生するよ。
- 全員の需要にフィットする、勉強会の設計は難しい
時間が経過するにつれ、各々の勉強ペースがずれました。開催しても誰も質問に答えられないなど、次第に勉強会の効果を感じ辛くなっていたと思います。
アドバイス
- 「失うものは何も無い」精神で、ライングループを活用する
勉強会のライングループも、次第にゴーストタウン化しました。静まり返った中、メッセージを送信するのは勇気がいるかも知れません。しかし送信自体に何もデメリットはありません。自ら発信するのも一つの手です。
- 勉強会に行く目的を、明確にする
回数が重なるにつれ、「勉強会に行くこと」自体が目的になっている時がありました。
今日は勉強会に行ったよ!
そうかそうか。目的は達成できたかい?
えっと、目的はそもそも設定してなかった。
義務感で出席したのかな。自信満々に、実りある回だったと言える?
…実は、聞きたいことが無くてずっと沈黙してた。質問されても勉強遅れているから、答えられなかった。
ふむふむ、そこから得られた反省は?
勉強会に行く目的を明確にしてから参加する。遅れを自覚している時は、ある程度自習してから参加する。
その場の会話を聞くのも、確かに勉強になる。でも最大の効果を得たいのなら、参加する目的を明確にね。
「〇〇の理解度を深める」、「〇〇を解消をする」など、勉強会前に小さな目的を決めておきましょう。
非推奨の勉強法
個人的に「やって意味のなかったこと」は2つです。
ズバリ、まとめノートの作成と受験後の問題書き出し!
まとめノート
こちらの記事でも紹介した通り、筆者はノートにまとめても全然見返さないため、綺麗に作って終わる自己満足になっていました。
情報整理のため、書き出すのはとても良いです。
しかし見返す習慣がない場合、「しっかり」まとめるために費やす時間がもったいないです。
積み重なったまとめの束を見て満足感に浸っても、ゴール(合格)は近づかないからね。
受験後の問題書き出し
こちらは文字通り、受験直後に「どんな問題が出題されたか」を、覚えている限りメモします。
しかしメモを残しても、見返したのは「試験中解けないことを心底後悔した論点」だけでした。
またメモに頼らずとも、復習するための教材(TACやBecker)は大量にあります。
ちなみに、「前回と同じ問題が出た!」と経験したことは?
全然なかった。むしろ「前回と全く違う!」と思ったことの方が多い。
受験後、会場のロビーで30分もかけて書き出すより、さっさと家に帰ってリラックスする方を、個人的におすすめします。
受験Tips
メンタルで負けるな!
試験開始早々、絶望感を抱いても試験中は何が起こるかわかりません。
- Testlet1の手応えは最悪…、ところがTestlet2は自信満々に解けた!
- MCに予定以上の時間をかけてしまった…、ところがTBSはあっさり解けて逆に時間が余った!
諦めモードになるより、その時できる精一杯を行うのがベストです。
初見問題が出現しても慌てるな!
1度だけ、TBSにて完全初見論点に遭遇したことがあります。
TAC教材でも、Becker教材でも、見たことの無い内容でした。
そういう類のものは、ダミー問題の可能性があります。
採点されないため、全く解けなくても合否に影響しません。
初見論点が出現しても慌てず、できる限りを埋めたら素早く次の問題に進みましょう。
しかし当然、「これはダミー問題」の目印は無い。
だからでたらめに解くのではなく、制限時間を設定し、その中で最大限解く努力をしよう。
午後受験は、事前に昼寝を!
受験が午後の場合、試験前に20分間の昼寝をおすすめします。
筆者のあかん例を挙げますと、東京会場を予約できず、1度だけ大阪まで受験しに行ったことがあります。
受験中、睡魔に襲われました。
長距離移動で疲労が溜まっていたかも…早起きだったし…空腹防止のおにぎり2個も響いたかも…
テスト前に昼寝すべきだったね。
昼寝には、パフォーマンスを改善する科学的根拠が存在します。
起きている時間が長いほど、反応に時間がかかったり、ボタンを押し間違えたりする「反応ミス」がどんどん増えていく。(p231)
「20分」程度の仮眠でも、ある程度リアクションタイムが回復する(p232)
30分以上の昼寝は悪影響の原因になるから、20分でアラームをかけてね!
タイムスケジュールを書こう!
〜下図: 筆者のやらかし思い出〜
各Testletにどれくらい時間を使うかを決め、「残り何分になったら、次に行くか」メモを残すことがおすすめです。
この「3:20/2:40…」の数字を、試験タイマーのカウントダウンが始まる前にメモします。
そんな時間あるの?
Launchコードを記入する時間と、諸規約を読む時間の計10分間あるよ!
Launchコードの入力は7桁の番号を記入するだけのため、1分もあれば済みます。
諸規則(Policy Statement and Confidentiality Agreement, Section Information)は、AICPAの提供するサンプルテスト経由で事前に読むことができます。
筆者はこの時間を使い、試験スケジュールや不安な暗記ポイントの書き出しを行いました。
せっかくの時間、有効に活用していきましょう。
- 制限時間ギリギリを攻めない!
5分ギリギリを攻めた結果、データ送信のタイムラグにより「時間切れ判定」となった受験者もいたようです(予備校情報)。
その場合、当然試験は受けられません。余裕を持って、残り1分の時には次の画面に進みましょう。
- スケジュールの書き方を間違いえないように!
筆者はうっかり「40/ 1:20/ 2:05/ 3:15/ 4:00」と、タイムスケジュールをメモしました。
これではカウントダウンではなく、ストップウォッチ形式です。
みんなは、うっかり間違えないように気をつけてね…
科目ごとのTips
本章より、科目ごとにおさえた方がいいポイントを紹介します。
FAR
仕分けを制せよ
画像ほどの圧ではありませんが、「仕分けは大切」と散々言われました。
実際、仕分けを把握している方が、理解が進みます。「この仕分けを知っている前提」でないと、解けない問題もありました。
仕分けの基礎が疎かだった頃、「どっから仕分けC出てきた」と、理解できませんでした。
逆に、仕分けに精通していた勉強仲間は「この取引ではこの仕分けが切られている前提だ、だから回答はこれ」を導き出すのが早かったです。
おすすめ教材
教材たくさんあって、どれを使って勉強するか悩んでいます…
ズバリ、下記をおすすめします。
FARの勉強方法を、質問した時の回答です。
TAC問題集だけでも合格できるクオリティーになっているため、BeckerのMCは「やった方が安心」という立ち位置でした。
実際にFARでは、BeckerのMCを解かなくても合格できたよ。
AUD
監査人になりきる
AUDは、監査人としてどう振る舞うべきかを問う科目です。
下記のように「特定の状況」を与えられ、それに対し「監査人として最適な選択肢」を選ばせる内容になっています。
- あなたは〇〇をしないと決断した、それに対し実行すべき最適なステップは?
- このコミュニケーション内容は、どういう状況で必要?誰に対し必要?
- 〇〇の状況にある、どの監査手続きを行うべき?
- こういう問題が発生した、レポートをどのように変更すべき?
- どういう状況の時に、〇〇の内容をどのレポートに加える?
AとB両方とも正解に思える。でも、Bの手続は超手間だからやりたくない。だから答えはA!
このように「自分が監査人なら、どれがベストチョイスになる?」を考えながら解くと、正解に辿り着きやすいよ。
あながち「自分は監査人」と洗脳する勢いで取り組むのは、間違っていないのかもしれません。
BeckerのMC着手を推奨
AUDに関しては、Becker MCも解くことを推奨します。
FARの時は「時間が足りないなら、やらなくてもいい」と言われました。
しかし、AUDは別です。
筆者のような監査関連の業務経験が一切無いど素人の場合、Becker MCも解いた方がいいです。
TACとBeckerを合わせた大量のMC周回(3回連続正解するまで)を乗り越えれば、「監査人になりきって考える力」が相当身についているでしょう。
最初はTAC教材しか使っていなかった。試しにBecker MCを見たら全然解けなくて、「監査人としての判断力がまだ足りない」と気付いたよ!
「FARはBecker MC解かなくても合格したから、AUDもいけるっしょ〜」と舐めプして不合格になった後、先生のアドバイスが正しいと気付いたな。
また、MCで「監査人としての判断力」を徹底的に鍛えたら、大量のデータ(Exhibit)を与えられるTBSでも必ず役立ちます。
MC: 全ての選択肢に目を通す
すべての選択肢をチェックしてから、回答を選んで下さい。
AUDのMCにおける難点の一つに、「2択まで絞ったが、最後の1つに絞れない」があります。
両方とも正解に思える場合、両者を比較してよりベターな選択肢を選んで回答することになります。
お、選択肢(a)は絶対正解だ。回答これ。
ところがどっこい、最後の選択肢である(d)の方が、(a)と比較した場合「より最適な選択」となるのであった。
このように、「両方正しいと言える。でも比較したら、こっちが最適」という問題もあります。
そのため全選択肢に目を通し、「正解or不正解」の根拠を説明できてから、回答を選ぶことが重要です。
取引サイクルの全体像を制せよ
取引サイクルの全体像を、空で描けるほど理解・暗記して下さい。
ここでいう「取引サイクル」は、収益サイクル(Revenue cycle) や 支出サイクル(Expenditure cycle)のことを指します。
「サイクルの全体像」は文字通り、どの部署の、誰が、どの書類を使って、何をして、どんな流れになっているのか、のことです。
下記、収益サイクルのイメージ図です。
全体を把握し、且つ各ステップにおいて実施すべき監査手続きを理解している前提で、問題が出題されます。
「どのタイミングで、どの部門で、何の担当者が、何を行うのか」を把握し、それに対し「監査人はどのアプローチを行うべきか」を意識して下さい。
レポートを制せよ
監査報告書として発行されるレポートと、非監査業務のレポートがあります。
両方とも、レポートの種類が多いです。
全てを一字一句丸暗記する必要はありませんが、「このレポートは本当に大切。構成・特徴を絶対暗記して!」というのはあります。
レポート間の違いを押さえ、予備校が「大切だ!」と強調したレポートの特徴はしっかり暗記しましょう。
REG
暗記ゲー要素あり
法律として、ある程度形が定まっているからでしょうか。
めっちゃ暗記ゲーだったな
という感想が一番強かったです(※もちろん、内容理解も必要です)。
細かいルールがあったり、内容がボリューミーと感じた時期もありましたが、「ちゃんと暗記すればなんとかなる」を感じさせる科目でした。
一気に暗記しようとするのは苦痛ですが、少しずつ積み重ねたら苦になりません。
筆者は暗記ポイントを小さい紙にメモし、隙間時間のたび地道に復習していました。
細かい情報に注意
情報も条件も細かい!めんどくさい!
そう強く思ったのをよく覚えています。
相手を扶養家族にできる?この場合世帯主になれる?など、与えられた細かい細かい設定を整理し、結論を導き出さなければいけません。
最初は情報量が多すぎて、嫌になるかもしれません。しかし慣れたら、脳内で素早く情報処理できます。
それまでは忍耐強く、情報整理の練習を積み上げましょう。
フォームを制せよ
フォームとは、アメリカで確定申告する際に記入する資料です。
このフォーム、種類が多いです。フォーム集として、ミニ冊子が1冊配られるほどの量です。
フォームに触れる時は、ぜひ下記を思い出して下さい。
- どの項目を、どのフォームに記入するのかを暗記しよう
- どの項目経由で、フォーム同士が繋がっているのかを把握しよう
また、フォームを作成するための補助資料である、スケジュール(Schedule)が存在します。
スケジュールもまた種類が多く、フォームと同じように理解・暗記が必要です。
そしてREGのTBSはフォームの穴埋め問題と、スケジュールの穴埋め、両方出題される可能性があります。
理解が浅いと「あれ?この内容はフォーム行き?スケジュール行き?どっち?」と、迷ってしまいます。
そのためフォーム記入のプロになる勢いで、フォームに対する理解・暗記に取り組みましょう。
まとめ
以上が、全科目に共通する勉強&受験Tipsと、各科目における勉強Tipsとなります。
これから勉強を始める方にも、既に取り組んでいる方にも、下記が参考になれば幸いです。
当時のメモや記憶をかき集め、「こうすればよかった」、「今だったらこうする」をまとめた内容になっているよ!
- 予備校が「重要論点」と言った内容は、100%理解しよう
- 論理的に問題を解き、出題切り口が変化しても対応できるようにしよう
- 早めに(すぐに)、問題演習に着手しよう
- MCは、3回連続自信満々に解けるまで取り組もう
- 似たような単語、内容の違いをしっかり把握しよう
- 勉強仲間を、モチベーション維持のきっかけにしよう
- まとめノートの作成と、受験後の問題書き出しは非推奨
- 試験中は、ネガティブに考えないようにしよう
- 完全初見の論点が出題されても、慌てないようにしよう
- 午後受験の場合、事前に昼寝して脳をリフレッシュさせよう
- 各Testletの所要時間をメモし、タイムスケジュールを把握しよう
- 仕分けが全ての基本、しっかり覚えよう
- 試験まで3ヶ月以上ある時は、TAC(予備校)とBecker、両方の教材を使おう
- 「自分は監査人」と、なりきって回答しよう
- Becker MCも解き、「監査人としての判断力」を鍛えよう
- MCは、全ての選択肢に目を通してから回答しよう
- 取引サイクルの全体像を、理解暗記しよう
- 予備校が「重要」と言った、レポートの内容と特徴を暗記しよう
- 細かい法律や決まりを、少しずつ暗記しよう
- 細かい情報や条件を、瞬時に整理できるようになろう
- フォームを自由自在に、記入できるようになろう
以上、ありがとうございました!