【USCPA】受験振り返り

新卒就活時、専門性が無い事をコンプレックスに感じた。
社会人になり「この仕事を続けて、将来大丈夫かな」と不安を感じた。
英語力、低下すると嫌だなと思った。
そんな将来に対する不安や危機感に突き動かされ、ほとんど衝動的に始めたUSCPAの勉強ですが、3年近くを経てようやく完走です!
一息ついたため、今までの挑戦をまとめました。
いくらかかる?
時間勉強した?
などなど、ありったけまとめました。
USCPA、やろっかな?
そう悩んでいる方々の参考になれば嬉しいです。
総費用: 1,501,171円 +α
~ざっくり内訳~
- 予備校代: 489,250
- 単位認定試験費用: 65,000(会計単位0のスタート)
- 学歴審査費用: 33,359
- 受験費用(総回数8回): 812,248
- 大阪渡航費用: 34,995(1度だけ、東京の試験会場を予約できず大阪へ)
- 追加教材・講義代: 66,319
- +α: 予備校への交通費や、カフェでの勉強代を含めると、絶対もう数万円使っています
よく「100万円で取れる、コスパ最強の資格!」と、耳にしますが…
全科目一発合格なら、100万以内は夢じゃないです。
ただ、以前より円安が進んだ状況を考慮すると、100万は超えやすいラインになっていると思います。
また、ライセンス登録も目指す場合、追加費用が発生します。
下記、アラスカ州受験→ワシントン州へ合格実績を移行し、ライセンス登録する場合の追加費用です。
- ライセンス要件を満たすための、追加単位受験費用(9科目分):169,000円発生済み
- USCPA Ethics の受験費用
- アラスカ州から合格実績を、ワシントン州に移行する費用
- 州移行に伴う、学歴審査再申請費用
- 予備校のライセンスサポートサービス費用(私の様に、現職にライセンス登録を行うためのサインをして頂ける、USCPAの方がいらっしゃらない場合発生する可能性が高いです。)
把握しているだけで、これだけあります。
200万円突破しそうです
トータル勉強時間: 2,873時間
スコアリリースまでの「万一不合格だった時に備えた勉強時間」を、一部含んでいる数字になります。
3年近く、かかりました…
簡単に受かるとは思っていませんでしたが、まさか3年近く費やすとは思いませんでした。
たま〜に非効率な勉強していた自覚はあるため、仕方がないです。
受験時の知識背景ですが、下記レベルはありました。
1.簿記2級合格済み
2.TOEIC930点
しかし、仕事は会計とは無縁。
学生時代の勉強も、Not会計です
今後の勉強で、絶対にやらないと決めた事
- まとめノートの作成
まとめの8割ぐらい、2回以上見直していないです。
まとめても、参照しなかった物がほとんどです。
既にまとめノートがあることを忘れ、同じまとめを作っていたというパターンもありました。
今思うと「たくさんまとめたぞ!」の満足感に浸るだけで終わっていました。
そのためまとめノートの作成は、個人的に、本当にお勧めしません。 - 集中できないのに、勉強する
疲労やストレスで「今日は勉強に集中できなさそう」という日も、義務感で教室授業(8時間ぐらい)に出席していました。
案の定、授業の内容が頭に入らず、家で勉強し直すという効率が悪いことに…。受験が長期化した最大の原因はこれだったと思います。
集中できない時は、思い切って休む!リフレッシュする!
自分にとって効果のあるリラックス方法を把握しておく事も、本当に重要でした。
USCPAを勉強して、本当によかったと思う事
- 早寝早起きが身に付いた
仕事の後は疲労で勉強に集中できないため、朝をメインに勉強していました。
おかげで、今も5時前に目が覚める体内時計です。
試験後は朝活時間を活かし、転職活動、自主勉や趣味に没頭しています。 - 色んな生き方(キャリア)を知るきっかけを得られた
予備校の先生や勉強仲間など、USCPAを通じた新しい出会いがありました。
「こういうキャリアもあるんだ」や「そういう生き方もあるんだ」と、狭かった自分の世界が少しは広がりました。
USCPAに手を出さなかった場合、毎日同じ場所・同じ人としか仕事をしないため、知ることができませんでした。 - 転職先の選択肢が増えた
監査法人、税理士法人、経理関連のポジションなど、選択肢に含めることができる様になりました。
選べる道が増えるのは、非常に嬉しいです。 - ささやかながらも、運動する習慣が身に付いた
元々、運動をする習慣は全くありませんでした。
運動をするようになったきっかけは、「勉強時の集中力を上げたい!」です。スマホOFF
食べ物気をつける
睡眠時間削らない
どれやっても、集中できない!という時期がありました。
その時思い至ったのが「運動だけしていない」という点です。
運動は脳の活発化に良いという話を聞いたため、週末にランニングするようになりました。
試験勉強が終わった今でも、休日ランニングを継続しています。
健康にも繋がる、良い習慣になりました。
USCPAを受験するデメリットは?
捻り出したのがこちら
- 若い時間を消費する(受験が長期化した場合)
当時、3年近くかかるとは思っていませんでした。
そのため終了時、「もう〇〇代後半…」と、落ち込みました。
受験勉強を優先するため、遊びたい事・やりたい事を我慢し続けたため、こう思ってしまったのかもしれません。 - 「付き合いの悪い人」のレッテルが定着しているかも?
現職では飲み会など、様々な会社行事があります。
USCPAの勉強を優先するため、必要最低限以上の飲み会は参加しませんでした。
そのため飲み会に現れた私を見た同僚に、「珍しい!いる!」と、驚かれることもしばしば(笑)
参加・不参加の割合をうまく調整しているつもりでしたが、会社行事への出席率が高い人と比べると、悪目立ちしていたのかもしれません。 - 現職で出世するチャンスが減ったかも?
現職では、色んな勉強会や集まりがあります。
中には、始業前や定時後に行われる活動もあります。
USCPA勉強したい!ということで、「任意」と言われた集まりは不参加を貫きました。
しかし部署のリーダーに「社長も参加する集まりは出席してほしい。『不参加だった』という理由で、昇進に響いてしまうのは本当に勿体無いから」と言われました
そんな仕事のパフォーマンスと関係ないところで評価しないでよ…しかも時間外…と思いましたが、そこは企業文化のため仕方がないです。
こんな経験もあり、もしかしたら出世チャンスが減るデメリットが発生していた…?と、思いました。
デメリット?を挙げましたが、どれも主観的な意見です。
受験すること自体のデメリットというより、私の世渡りが下手くそなだけの気もします(笑)
最後に
時間もお金もかかり、長期化する挑戦がしんどい時期もありました。
「何のために勉強するんだろう…」と、床に座り込みネガティブモードになる時もありました。
しかし、乗り越えることで得られた…
努力する習慣
新たに知り合えた人
会計業界に行く選択肢が広がった
総合的には、挑戦して非常によかったです。
USCPA勉強しようかな、どうしようかな、合格できるかな…
そう悩む方にお伝えします。
諦めることが一番の敵!
合格するまで、地道に勉強し続けるのみ!
以上、ここまで読んで頂きありがとうございました!